銚子電鉄外川駅から、外川漁港、犬若漁港まで
東アジア最大のカモメの探鳥地 と言われている銚子、銚子電鉄外川駅から 外川漁港、犬若漁港、銚子マリーナ まで、 カモメ類、カモ類、カイツブリ類 などを探して散策した。 (3/22)「銚子は、東アジア最大のカモメ探鳥地で、カモメの基本 8種や年齢別の識別には最適 」 と言われている。 観察には少し時期的に遅いのではと心配される カモメ類だが、カモ類、カイツブリ類、シギ・チドリ類 なども期待して、友人と出掛けることにした。
JR千葉駅 7時15分発 総武本線経由の銚子行に乗車して、9時10分 約 2時間ほどで銚子駅に到着した。 銚子駅からは、9時14分発 銚子電鉄 外川行に乗り換え、 9時34分 終点の 外川駅 (写真 ②) に到着した。 外川駅前には、『 NHK 連続テレビ小説 「澪つくし」 のロケ風景 』 の立札 (写真 ③) があった。 「澪つくし」 は、昭和 60年 (1985年4月1日 から 10月 5日まで ) に放送された、大正時代末期 から 第二次世界大戦後までの千葉県銚子を舞台にした テレビドラマである。

備考 : 「澪つくし」 は、ヒロインを演じた沢口靖子の出世作としても有名とのこと。 大正末期から終戦後の昭和にかけての、激動の時代を舞台に、純愛を軸に描かれたストーリーが人気を博し、最高視聴率 55.3 % (平均視聴率 44.3 % ) を記録したとのこと。 ドラマには、銚子電鉄や漁師町の外川などが登場していることもあり、かつてのロケ地には放送終了後も当時の番組の案内板が設置されている。

外川駅前から東側へ 長崎鼻の方向に進むと道沿いの畑では 春キャベツの収穫 (写真 ④) が行われていた。 銚子におけるキャベツの栽培は、温暖な気象条件を生かして 昭和 28年頃から開始され、今では 「灯台印キャベツ」 の一大産地として知られており、春系品種 「金系 201」 を中心に 11月 ~ 翌年 6月の長期間出荷され、京浜市場において高いシェアを維持しているとのこと。
キャベツ畑を過ぎて、酉明浦、長崎海水浴場近くまで坂道を下ってくると、北側に 犬吠埼灯台 (写真 ⑤) が見えてきた。 先ほど見てきた「灯台印キャベツ」 の灯台は、当然 世界灯台 100選にも指定されている 「犬吠埼灯台」 のことでしょうね。

酉明浦、長崎海水浴場沿いを長崎町まで南下すると、途中の磯で カルガモ、イソシギ、イソヒヨドリ など、民家の広い庭先で 2~30羽ほどの採餌に夢中になっている ハギマシコ (写真 ⑥、⑦) の群れを ゆっくり観察することができた。

長崎町からは西側へ、外川漁港まで進ん行くと、途中の道端に立並ぶ電柱のテッペンには セグロカモメ や オオセグロカモメ などが羽を休め、岩場でも カモメ や ウ の類が見られた。 外川漁港 (写真 ⑧、⑨) では、漁船の係留されている岸壁近くで カイツブリ類が見られるだろうと期待していたが、残念ながら見ることができなかった。

外川漁港の西端に進むと、貫禄ある店構え?の 犬若食堂 (写真 ⑩) の看板があった。 是非に入って見たい店構えだが、今日は弁当を持参していたので次回入ることにしよう。
源義経が千騎の兵を率いて立て籠もったという伝説が残る 「千騎ヶ岩」、近くの岩場で クロサギ を探したが見つからなかった。 だが、沖合いの浪間に浮かぶ約 30羽ほどの クロガモ を見ることができた。 さらに進んで、犬若漁港の近くで 源頼朝に追われた義経が 奥州に逃れる際 海岸に残された愛犬が主人を慕って七日七晩鳴き続けて岩になったといわれる 犬岩 (写真 ⑪) を見ることができた。
沖合いには、洋上風力発電風車 と 鉄塔 (洋上風況観測タワー) (写真 ⑫) が見えた。
これは、NEDO (独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構) と 東京電力(株) が共同で、銚子市の沖合約 3kmの海域に設置した国内初の洋上風力発電設備 (出力 2,400 kW ) と 風速や風向を測定する 洋上風況観測タワー とのこと。 風車 と 観測タワー の間は、285mも離れているとのこと。
なお、この設備は、風車の基礎部分を海底に固定した着床式で、沖合に設置するのは国内で初めて、実際に洋上風車で発電した電力を陸上に送電することで、風車の信頼性や継続的に発電を行うために不可欠なメンテナンス技術など、沖合洋上風力発電の導入や普及に必要な技術の確立を目指して、本格的な実証運転を開始したとのこと。

犬若漁港では、スズガモの約 300羽ほどの群れと、夏羽の アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ 《写真 ⑬)、砂浜や岩礁では ウミネコ、セグロカモメ、 オオセグロカモメ、シロカモメ (写真 ①、⑭) などが見られた。
さらに銚子マリーナまで進んで行くと、シックな煉瓦造りの建物などが見えた。 よく見ると 健康 ・安全 ・安心をキーワードに先進の教育を行うという千葉科学大学のキャンパス、学部は 薬学部 と 危機管理学部 があるとのこと。
銚子マリーナの付近では、偶然にも カモメ観察研究の第一人者である SM氏に出会い、また海辺では ウミネコ、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ などにも出合った。
ここで鳥見を終えて、銚子電鉄 外川駅に向った。 外川漁港からは急な坂道だが、道路が碁盤目状になっているのが珍しかった。 調べてみると、この付近の集落は 紀州和歌山から移住してきた 崎山 治郎右衛門 が 1658年 (万治元年) に 外川漁港 を築港した際、港を中心に碁盤目状に計画的に作られた街路とのことで、今でも港へ下る坂道には石畳が残っているとのこと。







この記事へのコメント
ハギマシコ、黒ぽくチョット地味な鳥さんのようですが
よく見るとお腹のあたりに紅い色合いがあるのですね。
写真を大きくするとエサをたくさん頬張っていて
可愛らしいなぁと思いました(^^。
犬若食堂、外観が少し微妙なのですが(笑)
食べに行った方からによるとお刺身はモチロンのこと
かき揚げなども美味しいようですよ。
では。
今年は、ハギマシコ(萩猿子)の当り年?、何回も見ることができました。
控えめな黄褐色と薄紅色の色合、これも可愛らしいものですね。
犬若食堂をご存知でしたか、出掛けるのが楽しみになりました。有難うございます。